2013年2月17日日曜日

About "Sense of Sensing"


After the Great East Japan Earthquake we faced to the rapid increase of amateur who are interested in environmental measurement, especially in environmental dosimetry. We, two engineers and a writer(former researrcher), recognized that fundamental education for children and citizens were required.  So we formed a group “Sense of Sensing(SOS)”.

 At first, we developed a educational system named “Tsumiki”. Tsumiki means building blocks. Tsumiki consists of 3 parts: the sensing unit, the counting and display unit and power-supply unit. It is a general-purpose system for digital measurement. It can measure all kinds of digital quantities by changing the sensing unit.

 We developed a radiation counting unit as our first sensing unit. But it costed more much than the dosage meters which were offered commercially. And the users were responsible for the measured result, because it was not offfcially calibrated. Now, we are considering it is not suitable for users who are wishing to know immediately about “Is here safe from radiation?” or “Is this food may bring on disease related to radiation or not?”.

 So we changed our direction. We decided to be specialized in basically education about sensing and measurement. We developed a educational tool “Mawasu-Kun(=Rotate-it”)”. The Mawasu-Kun was a very simply equipment which only could count rotation number of a disk with many educational considerations. And we considered well about the cost. A Mawasu-kun costs only about 600 yen($6). To keep the cost low, we choose a pedometer as counter and 2 LEDs for sensor unit.

 We provided some workshops with the Mawasu-Kun mainly for children. And we were surprised by the effect. The children liked to rotate and enjoyed to count the rotation. The children also wondered why it could count up, how LEDs coupled and worked as a sensor unit and what was detection or display limit of this system by the reason of that the counter was a pedometer.

 We are happy to tell you that we will make presentation about “Mawasu-Kun” in science education section in the General Poster Session during this annual meeting,  Feb. 17 PM.

2012年11月17日土曜日

サイエンスアゴラ2012出展報告

無事出展できたことを、取り急ぎ報告しておきます。
このエントリーには、あとで出展報告を書きます。
お楽しみに。

2011年11月28日月曜日

ワークショップ02「回して測ろう! はじめてのデジタル計測」、無事終了!

11/19のワークショップ「回して測ろう! はじめてのデジタル計測」@サイエンスアゴラ は、とにもかくにも、無事終了しました。

 準備は万端でも、お客様が来てくださらなかったら成り立たないのがワークショップです。
 当日、「センス・オブ・センシング」に割り当ていただいたのは産総研でした。メイン会場の日本科学未来館からは、かなり離れています。しかも、あいにく当日は大雨。
 私たちのワークショップは12:45からです。午前中に、そのワークショップの存在を知っていただかなくてはなりません。というわけで、ネコミミをつけた私が、午前中、あちこちで案内チラシを配ったのでした(しかし結局、チラシを見て来てくださったお客様はいらっしゃいませんでした)。

 「誰も来なかったらどうしよう?」と心配しながら、会場でワークショップの準備をしていたところ、
「入ってよろしいですか?」
と男性の声。ご夫妻とお嬢さん二人(小2・2歳)のご一家でした。

 私たちの用意した回転数計測装置「まわすくん」について簡単な説明をして、まずは使ってみていただくことにしました。
小学2年生のお嬢さんは、円盤を速く回してみて
「カウントできなくなる限界の速さはどのくらいか」
という実験をはじめました。計測器を扱うにあたって、計測限界を知っておくことは極めて重要なのですが、お嬢さんは自発的にその実験をはじめていたのでした。


 ついで、「まわすくん」の回転数カウントについて説明。
「まわすくん」は、可視光LEDの発光を可視光LEDで受光することによって回転数のカウントを行なっています。LEDは、同じ色の組み合わせでなくても大丈夫な場合があります。大丈夫な組み合わせとダメな組み合わせを調べてみる実験ができるように、私達は簡単な装置を用意しておいたのですが、お嬢さんは、その実験も楽しんでいました。


 お嬢さんと一緒に、お父さんも楽しんでいらっしゃいました。大人ならではの鋭い疑問をたくさんぶつけてくださいましたので、発光半導体の動作原理・受光の場合の動作などについて説明させていただきました。面白いと感じていただけたようでした。

 「まわすくん」は、一班の方々の使用に関して配慮しただけで、ごく一般的な回転カウンタです。特に美しいものでもなく、特に面白おかしい仕掛けがあるわけでもありません。しかし、大人も子どもも楽しめるものであるということがわかりました。それも、楽しんでいただけたのは、計測そのもの・計測の仕組みにかかわる要素でした。私たちは改めて「科学に大人向けも子ども向けもないんだなあ」と感じました。
 来てくださった小学2年生のお嬢さんは、この夏、モーターを使った「電動うちわ」を作ったとのこと。次の夏休みは、「まわすくん」を応用して、うちわの扇いだ回数をカウントできるようにしたいそうです。
 お父様と私は、
「ハンダゴテを握り始める年齢は8歳くらいがいいのかなあ、そろそろ」
というような話でも盛り上がりました。ちなみに私のハンダゴテ・デビューは5歳でした。

 というわけで、第二回ワークショップ、無事に終了しました。
 第三回は、もっとたくさんのお客様をお迎えできるといいなあ……。

2011年11月18日金曜日

いよいよ明日! 「回して測ろう! はじめてのデジタル計測」

ワークショップ「回して測ろう! はじめてのデジタル計測」、いよいよ明日開催となりました。

予備実験の様子です。



おまけ。



これら謎の物体の正体は、明日、明らかになります。 ワークショップ詳細は、こちらをご覧ください。
では、明日、お台場でお目にかかりましょう!

2011年11月7日月曜日

11月19日は、お台場へGo!

2011年11月19日、「サイエンスアゴラ」の一プログラムとして、

センス・オブ・センシング presents
ワークショップ「回して測ろう! デジタル計測のきほん」

を開催いたします。

日時 11/19(土)12:45-14:15
会場 産業技術総合研究所臨海副都心センター別館 11階 会議室3
詳細は こちらのページ をご参照ください。

使用する装置「まわすくん」は、「Sense Of Sensing」特製の回転数計測器です。

こちら
http://sense-of-sensing.blogspot.com/2011/08/87_06.html

をご参照の上、自分で部品から組み立てるのも味わい深く楽しめるのですが、今回は

「回転数を数えたら
デジタル計測の基本が分かるんだって?」


と面白がっていただくことに的を絞り、半完成した計測器で

とりあえず使ってみる

を徹底して楽しんでいただくことにいたしました。


これが「まわすくん」のプロトタイプです。
手乗りサイズです。



円盤に穴が開いています。穴が支柱の間を通るとき、手前の黄色いLEDが点灯します。

送信者 2011年8月3日


目で見てLEDの点灯を数えたのでは、デジタル計測になりません。
そこで、万歩計に簡単な改造を加えたもので、回転数を数えます。
(万歩計だって、立派なデジタル計測器なんですよ!)


万歩計ではなくパソコンに接続すれば(何かインタフェースは必要ですが)、
コンピュータで回転数を数えられるわけです。
そうすれば、
「コンピュータ使用・デジタル○○計測器」
が作れる、というわけです。
だから、回転数を数えることは、デジタル計測の基本なのです。
参加は無料です(「「まわすくん」のお持ち帰りを希望される方には、実費1000円でお分けいたします)。
申し込みたくなりました? ではもう、以下からお申し込みをどうぞ!

8/7、ワークショップの顛末

二ヶ月近くのご無沙汰でした。

 8/7、「はんだづけカフェ」にて、お二人の参加者をお迎えし、
ワークショップは無事に開催されました。
ここで「無事に」とは、事故・ケガ等がなかったという意味です。
正確にいうと、ハンダゴテでの軽い火傷をした参加者がお一人。
まあ、電子工作を始めたら、誰もが一度は通る道です。
私なんて小学生の時、コテのハンドルと間違えて発熱部分を思い切り握っちゃったことがありますもん。

 参加者のお一人、横山さん。 ハンダ付けはわりあいお得意とのこと。
大学院生時代は、近所の研究室の装置の修理なども頼まれていたそうです。

 

参加者のもうお一人、もぐさん。
もぐさんは現在は全盲です。
目が見えていた時には電子工作が大好きだったそうです。


  

講師をつとめる教材開発者、われらが山本栄一氏。

  

そしてこのワークショップのテーマは、
予定していた 「回して測るデジタル計測の基本」 ではなく、
 「全盲の人がどうやったらはんだづけを出来るのか」 の試行錯誤大会となったのでした。
 4人で、そこにある道具を使って、
ああでもないこうでもないと方法を考えては、もぐさんに試していただいたのですが、
どれも無理ということが判明しました。

何もかもバリアだらけです。
ユニバーサル基板の穴の位置を数えることも、そこにリード線を通すことも。
「全盲なんだから点字使ってて、指先の感覚は優れているのでは?」 と思います? 
 点字は小さい時から訓練していないと、読み書きできる指先を作れないのです。
もぐさんは中途失明した方で、指先で点字を読むことはできません。
特に指先の感覚が優れているということはないのです。 
予定していたことは、何一つといってよいほど実現できないワークショップでしたが、
「1年後、全盲の方にも楽しめる電子工作の方法を開発しよう!」
という新しい目標ができました。

そして、このワークショップは、11/19、「サイエンスアゴラ」へと続きます。

2011年8月6日土曜日

8/7(日曜)ワークショップは、準備万端か!? 組み立て手順

いよいよ8/7(日)が明日となりました。ワークショップの準備で慌てております。
ワークショップの案内はこちらです。


「回して計ろう! デジタル計測のきほん」

日時   2011年8月7日(日) 13:00-18:00
     (「当日、時間が2時間だけ空くんだけど」という方のお申し込みも歓迎です。
      短時間バージョンで対処します)

場所   秋葉原「はんだづけカフェ」
     http://handazukecafe.com/
※本ワークショップにつき、
※スイッチサイエンス様・はんだづけカフェ様への直接のお問い合わせはご遠慮ください。

定員   8名(付き添いを含む)

参加費  1000円 (子どもの付き沿いの大人は無料です)
     組み立てたボード(約1000円相当)・回転数測定に用いる回転盤はお持ち帰りください。



メンバーのお一人、猫の手さんが、大変丁寧な手順解説を作ってくださいました。
ここをクリックすると、回路図・部品配置図・組み立て手順が出現します。

最初のあたりは、まあ普通に、回路図だったり部品配置図だったりします。


組み立て手順の一部です。
少しずつ組み上がっていく様子が、はっきりとわかります。

身内がこんなこと言うのもナニですけれど、凄いでしょ?
私も、かなり丁寧に教える方ですが、ここまで丁寧にやったことはありません。

当日は、もっとわかりやすく、もっと迷わずに工作を進められるように、
「ムチ・ローソク・赤い縄」
じゃなくて、
「糸・医療用テープ・修正テープ」
など、
「なんでこれが電子工作の世界に!?」
というようなグッズの数々を用意して、皆様のお越しをお待ちしております。