2011年11月28日月曜日

ワークショップ02「回して測ろう! はじめてのデジタル計測」、無事終了!

11/19のワークショップ「回して測ろう! はじめてのデジタル計測」@サイエンスアゴラ は、とにもかくにも、無事終了しました。

 準備は万端でも、お客様が来てくださらなかったら成り立たないのがワークショップです。
 当日、「センス・オブ・センシング」に割り当ていただいたのは産総研でした。メイン会場の日本科学未来館からは、かなり離れています。しかも、あいにく当日は大雨。
 私たちのワークショップは12:45からです。午前中に、そのワークショップの存在を知っていただかなくてはなりません。というわけで、ネコミミをつけた私が、午前中、あちこちで案内チラシを配ったのでした(しかし結局、チラシを見て来てくださったお客様はいらっしゃいませんでした)。

 「誰も来なかったらどうしよう?」と心配しながら、会場でワークショップの準備をしていたところ、
「入ってよろしいですか?」
と男性の声。ご夫妻とお嬢さん二人(小2・2歳)のご一家でした。

 私たちの用意した回転数計測装置「まわすくん」について簡単な説明をして、まずは使ってみていただくことにしました。
小学2年生のお嬢さんは、円盤を速く回してみて
「カウントできなくなる限界の速さはどのくらいか」
という実験をはじめました。計測器を扱うにあたって、計測限界を知っておくことは極めて重要なのですが、お嬢さんは自発的にその実験をはじめていたのでした。


 ついで、「まわすくん」の回転数カウントについて説明。
「まわすくん」は、可視光LEDの発光を可視光LEDで受光することによって回転数のカウントを行なっています。LEDは、同じ色の組み合わせでなくても大丈夫な場合があります。大丈夫な組み合わせとダメな組み合わせを調べてみる実験ができるように、私達は簡単な装置を用意しておいたのですが、お嬢さんは、その実験も楽しんでいました。


 お嬢さんと一緒に、お父さんも楽しんでいらっしゃいました。大人ならではの鋭い疑問をたくさんぶつけてくださいましたので、発光半導体の動作原理・受光の場合の動作などについて説明させていただきました。面白いと感じていただけたようでした。

 「まわすくん」は、一班の方々の使用に関して配慮しただけで、ごく一般的な回転カウンタです。特に美しいものでもなく、特に面白おかしい仕掛けがあるわけでもありません。しかし、大人も子どもも楽しめるものであるということがわかりました。それも、楽しんでいただけたのは、計測そのもの・計測の仕組みにかかわる要素でした。私たちは改めて「科学に大人向けも子ども向けもないんだなあ」と感じました。
 来てくださった小学2年生のお嬢さんは、この夏、モーターを使った「電動うちわ」を作ったとのこと。次の夏休みは、「まわすくん」を応用して、うちわの扇いだ回数をカウントできるようにしたいそうです。
 お父様と私は、
「ハンダゴテを握り始める年齢は8歳くらいがいいのかなあ、そろそろ」
というような話でも盛り上がりました。ちなみに私のハンダゴテ・デビューは5歳でした。

 というわけで、第二回ワークショップ、無事に終了しました。
 第三回は、もっとたくさんのお客様をお迎えできるといいなあ……。

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